四杯目:盛川酒造 白鴻 沙羅双樹
今回は、広島県呉市の盛川酒造の沙羅双樹(さらそうじゅ)です。
沙羅双樹自体は花の名前ですが、多くの方が「祇園精舎の鐘の声、諸行無常の響きあり。沙羅双樹の花の色盛者必衰の理をあらわす」を思い出すのではないでしょうか。
盛川酒造のフラッグシップで、限定出荷品です。そのため、シリアルナンバーがついています!
価格は四合瓶で5,500円で一応手に入るようですね。
味は純米大吟醸の王道で香り高く、味わい深いです。一方でフルーティーな感じはあまりしないような気もします。
澄んだ感じはあるのですが、どこか癖があるような感じがあり、個人的にはそこがすごく好きですね。
アルコール度数が17.5度と高めなことが影響しているのかもしれません。
広島のお酒は概して、どこか癖、というか個性を残しているような気がします。
刺身と蕎麦と一緒に頂きましたが、相性ばっちりでしたね。
澄んだ感じもあり、あんまり肉料理とは合わないかな?という気がしますが基本的に何にでも合うでしょう。
また、このお酒について特筆すべき点として、原料米が挙げられるでしょう。
酒米といえば、山田錦ですがその中でも最高峰の兵庫県産の山田錦、更にその中でも最古級の産地が吉川町で、その酒米を精米歩合40%まで磨き上げた贅沢な一本です。
あまり、近くでは見かけることがありませんが、広島付近では見つかる可能性もあるのかもしれません。
見つけた際は、迷わず手に取って試してみてください。
まとめ
味:華やかで香り高く、味わい深いです。純米大吟醸の王道の味ですが、澄んだ感 じの中にどこか、癖のようなものがあります。
値段:四合瓶で5,000円~。限定出荷品です。
飲み方:冷や一択と思います。
料理:オールラウンダーですが、やはり和食に一番合います。
スペック:アルコール度数 17.5度
原材料 米、米こうじ、水
精米歩合 40%