三十路男の酒備忘録

ビール、日本酒、焼酎、ウイスキーが好きな三十路男の備忘録です。おいしいお酒を探している方のご参考になれば幸いです。

五杯目:村尾酒造 村尾

 

あけましておめでとうございます

相当放置してしまいましたが今回は、焼酎の一本です。

 

 

森伊蔵、魔王と並び、3Mの一角として名高い、村尾です。

プレミアム芋焼酎の代表です。

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一升瓶で10,000円~といったところが相場のようです。

一時はプレミア価格で倍以上しても手に入らないことがあったようですが、今はそのままの価格で手に入ります(といってもおいそれと手に取れるものではありませんが…)

 

 

味は、芋焼酎の香ばしさがあり、まろやかな飲み口で非常に飲みやすいです。

芋焼酎というと癖が強く抵抗がある、といった方でもこれであれば飲みやすいのと思います。

 

飲みやすい一方で、味や香りがぼけているわけでなく、ガツンとした強さもあります。

 

飲むならお湯割りがおすすめですが、ロックでもぐいぐいいけちゃいます!

合わせるさいは、わりかし濃い目強めの料理がいいと思います。

 

すき焼きや豚の角煮なんか相性がよさそうです。

 

Amazonなんかでも気軽に手に入るので、たまの贅沢にいかがでしょうか。

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ただ、ひとつ注意してもらいたいこととして、芋焼酎は飲むと身体中から芋焼酎の匂いがしてきます(私だけでしょうか?)

 

ですので、飲みすぎには注意です。

 

 

まとめ

味:芋焼酎としても主張はしっかりあるものの、口当たりがまろやかで香りも癖がなく飲みやすいお酒です。芋の甘味・風味をよく感じることが出来ます。

 

値段:一升瓶で10,000円~

 

飲み方:お湯割りかロックで!お湯割りは食中酒として最高ですし、ロックにして香りを味わいながら飲んでもばっちりです。

 

料理:こちらもオールラウンダーですが、味が濃く脂っこい料理に相性がいいと思います。すき焼きや豚の角煮とはばっちりですし、スペアリブなんかともよさそうです。

 

スペック:アルコール度数 25度

 

     原材料 さつまいも(鹿児島県産)、米こうじ(国産米)

 

  

 

 

 

 

 

 

四杯目:盛川酒造 白鴻 沙羅双樹

 

今回は、広島県呉市の盛川酒造の沙羅双樹(さらそうじゅ)です。

 

沙羅双樹自体は花の名前ですが、多くの方が「祇園精舎の鐘の声、諸行無常の響きあり。沙羅双樹の花の色盛者必衰の理をあらわす」を思い出すのではないでしょうか。

 

盛川酒造のフラッグシップで、限定出荷品です。そのため、シリアルナンバーがついています!

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下部にシリアルナンバー入り

 

価格は四合瓶で5,500円で一応手に入るようですね。


味は純米大吟醸の王道で香り高く、味わい深いです。一方でフルーティーな感じはあまりしないような気もします。

澄んだ感じはあるのですが、どこか癖があるような感じがあり、個人的にはそこがすごく好きですね。

 

アルコール度数が17.5度と高めなことが影響しているのかもしれません。

 

広島のお酒は概して、どこか癖、というか個性を残しているような気がします。

 

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刺身と蕎麦と一緒に頂きましたが、相性ばっちりでしたね。

 

澄んだ感じもあり、あんまり肉料理とは合わないかな?という気がしますが基本的に何にでも合うでしょう。

 

また、このお酒について特筆すべき点として、原料米が挙げられるでしょう。

酒米といえば、山田錦ですがその中でも最高峰の兵庫県産の山田錦、更にその中でも最古級の産地が吉川町で、その酒米精米歩合40%まで磨き上げた贅沢な一本です。

 

あまり、近くでは見かけることがありませんが、広島付近では見つかる可能性もあるのかもしれません。

 

見つけた際は、迷わず手に取って試してみてください。

 

 

まとめ

味:華やかで香り高く、味わい深いです。純米大吟醸の王道の味ですが、澄んだ感 じの中にどこか、癖のようなものがあります。

 

値段:四合瓶で5,000円~。限定出荷品です。

 

飲み方:冷や一択と思います。

 

料理:オールラウンダーですが、やはり和食に一番合います。

 

スペック:アルコール度数 17.5度

 

     原材料 米、米こうじ、水

 

     原料米 兵庫県特A地区産 山田錦

     精米歩合 40%

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

三杯目:関谷醸造 蓬莱泉 空

 

七月も間近に迫り、気温も上がってビールが美味しくなる季節となりました。

 

ですが、今回も前々回紹介した摩訶、前回紹介した吟と同じく関谷醸造の蓬莱泉から選びました。

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空はおそらく関谷醸造 蓬莱泉シリーズで最も有名な銘柄ではないでしょうか。

 

関谷醸造のある新城付近を走っていると道路沿いに大きな看板を見かけます。

このブログのアイコンにも使っています(犬の名前も空です)

 

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価格は四合瓶で5,000円弱程度なんですが、ネットで検索してみるとプレミアがついて7,000円~10,000程度することもあるようです。

 

愛知県東部や静岡県西部だとわりかし手に入るようなので、お近くに来られる際はぜひ探してみてください。

 

個人商店なんかの方がコネクションがあるようで見つかるケースが多いかもしれません。

 

味は本格日本酒、純米大吟醸の王道でフルーティーで豊かな風味で、お米の旨み・甘味をしっかりと感じることが出来るお酒です。

 

おそらく誰が飲んでも満足するお酒の1つでしょう。

 

こちらは発酵後に1年間熟成させるそうですが、なるほど、この味の豊かさも納得です。

 

お刺身・寿司にはもちろん会いますし、吟と比べると少し強さもあるので揚げ物なんかにも負けないかもしれません。

 

鍋との相性もばっちりです。

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こちらも吟と同じく、透き通った色をしています。

 

予約販売がメインで供給が限られているため、プレミアがついて10,000円を超えるケースもあるようですが、ちょくちょく探して見ると見つかることもあるので、急がずに探してみるのもいいのではないかと思います。

 

まとめ

味:フルーティーで豊かな香り。純米大吟醸の王道の味で、高級銘柄として申し分なし。

値段:四合瓶で4,000円~、一升瓶で80,00円~(プレミアがついて価格変動大きいです)

飲み方:冷酒-冷やがおすすめ。軽く冷やして飲むのがベストです。

料理:肉料理にも負けない感じはありますが、基本はあっさりした料理に料理におすすめです。

 

スペック:アルコール度 15度

 

     原材料 米、米こうじ、水

 

     原料米 山田錦

 

     精米歩合 45%

 

 

 

 

 

二杯目:関谷醸造 蓬莱泉 吟

 

前回初めて投稿してから、約1か月が経ちました。

我ながら自身の不精さに驚きます

 

前回は関谷醸造の蓬莱泉 摩訶を取り上げましたが、今回は

 

関谷醸造 蓬莱泉 吟

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蓬莱泉 吟

 

 前回紹介した、摩訶と同じく関谷醸造の蓬莱泉から選びました。

摩訶はかなり希少性が高く、中々お目にかかることができませんが、こちらはぼちぼちお店でも見かけることがあります(といっても探すのに少々苦労しますが…)

 

値段は四合瓶で5,000円程度です。

 

味は、まさしく上善如水とでもいえばいいのか、まったく癖がなく、軽やかで、口当たりもよく非常に飲みやすいお酒です。

 

初めて飲んだ際は、本当に水の様に飲んでしまいました。

吟は製造の際に、発酵させたあとに3年間熟成させるそうですが、それがこの透き通った味わいを生むのかと感心します。

 

癖がない中で、お米の旨みをしっかりと感じることができます。

 

一方でここまで癖がないと、物足りないという人もいるかと思います。

香りもほのかにフルーティーで、あまりお酒を飲んでいる感じがしないため、辛口のお酒が好きな方には受けないかもしれません。

 

お刺身やお寿司には合うと思いますが、濃い味付けの煮物や肉料理なんかには相性がよくないかも、と感じます。

 

こちらも飲むのであれば、冷酒か冷ですね。

 

色はきれいな透明で、味と同じく透き通っています。

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数量限定で、結構プレミアがついていたりするようですが、探せば意外と見つかりますので、ぜひ探して手に取ってみてください。

 

まとめ

 

味:透き通るような癖のなさとお米の旨みをしっかりと感じることができる。

  いっぽうですこし癖がなさすぎるかも。

 

値段:四合瓶で5,000円~、一升瓶で10,000円~

 

飲み方:香りを味わうためにも、冷酒-冷やが一番と思います。冷たくして、ぐいぐい飲んでみてもまったく問題ありません。

 

料理:癖がなく、なんにでも合うと思いますがあまり濃い味付けの料理や脂っこいものは相性が悪いかもしれません。

 

スペック:アルコール度 15度

     原材料 米、米こうじ、水

     原料米 山田錦

     精米歩合 40% 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

一杯目:関谷醸造 蓬莱泉 摩訶

 

はじめまして。

お酒が好きな、三十路男です。

今までに飲んだお酒の備忘録を作成するとともに、おいしいお酒を探している人の手助けになればと思い、ブログを始めました。

 

日本各地に様々なビール、日本酒、焼酎、ウイスキーがあり、どれがどんなものなのかわからずどれから手を出そうかと迷っている人も少なくないと思いますので、そういった方々のお役に立てればと思います。

 

というわけで記念すべき初の投稿として選んだのは

 

関谷醸造 蓬莱泉 摩訶

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知る人ぞ知る関谷醸造のフラッグシップです。

関谷醸造には蓬莱泉という有名なお酒のシリーズがあります。

 

その蓬莱泉の中でも一番高級なお酒がこちらの摩訶です。

全て地元の素材に拘り作られた究極の日本酒。

 

手に入れるのもなかなか困難ですし、お値段もその分張ります…

 

ですが、香り高く豊潤で、癖がないのに味わい深いお酒です。

いわゆるフルーティー系のお酒でキレは感じませんが、まろやかな口当たりで、何杯でも飲めてしまいます。お刺身や寿司、煮物といった定番はもちろん、ガツンとした肉料理にも合います。

 

これだけ香り高いお酒なので、飲むなら冷酒か冷ですね。

 

摩訶は純米大吟醸ですが、恐るべきは精米歩合が30%ということ。

精米歩合とは日本酒を作る際に、米をどれくらい精米したか(米を削ったか)ですが、30%とは、70%精米した(=米を削った)ということです。

 

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ちょっと脱線しますが、この精米歩合によってお酒の分類があり、精米歩合が60%以下のものを吟醸酒。50%以下のものを大吟醸酒といいます。更に、原料に醸造アルコールを加えるか否かで純米酒本醸造酒に区分できます。

 

以下の4つが本格日本酒と呼ばれます。

 

吟醸酒:米、米こうじ、水に醸造アルコールを加えた精米歩合60%以下の日本酒

大吟醸酒:米、米こうじ、水に醸造アルコールを加えた精米歩合50%以下の日本酒

純米吟醸酒:米、米こうじ、水から作られる精米歩合60%以下の日本酒

純米大吟醸酒:米、米こうじ、水から作られる精米歩合50%以下の日本酒

 

個々の説明は別の記事にて行おうと思いますが、一般的に純米大吟醸が一番高級なケースが多いです。

 

今回注目して欲しいのは、その純米大吟醸の定義が”米、米こうじ、水から作られる精米歩合50%以下の日本酒”ですが、摩訶は更に上をいく、精米歩合30%ということです。

 

これだけでもどれだけ贅沢なお酒かわかりますよね。

 

ちなみに原料米の夢山水とは、関谷醸造が自社で栽培した酒米で、水から米まですべて関谷醸造のある奥三河産に拘っているそうです。

 

 

関谷醸造の思いと、奥三河の自然が詰まった摩訶

なかなか出会う機会も限られるかもしれませんが、見かけた際はぜひ手に取ってみてください。絶対後悔しませんよ!

 

まとめ

:シンプルにおいしい。フルーティーで香り高く、口当たりが非常によい。

値段:四合瓶で7,000円~、一升瓶で13,000円程度

飲み方:香りを味わうためにも、冷酒-冷やが一番と思います。きんきんに冷やすよりは少し常温に近いほうがまろやかさを感じやすいと思います。

料理:なんにでも会います!米の風味が素晴らしいので、お寿司がおすすめですかね。

スペック:アルコール度 16度

     原材料 米、米こうじ、水

     原料米 夢山水

     精米歩合 30%