一杯目:関谷醸造 蓬莱泉 摩訶
はじめまして。
お酒が好きな、三十路男です。
今までに飲んだお酒の備忘録を作成するとともに、おいしいお酒を探している人の手助けになればと思い、ブログを始めました。
日本各地に様々なビール、日本酒、焼酎、ウイスキーがあり、どれがどんなものなのかわからずどれから手を出そうかと迷っている人も少なくないと思いますので、そういった方々のお役に立てればと思います。
というわけで記念すべき初の投稿として選んだのは
関谷醸造 蓬莱泉 摩訶
知る人ぞ知る関谷醸造のフラッグシップです。
関谷醸造には蓬莱泉という有名なお酒のシリーズがあります。
その蓬莱泉の中でも一番高級なお酒がこちらの摩訶です。
全て地元の素材に拘り作られた究極の日本酒。
手に入れるのもなかなか困難ですし、お値段もその分張ります…
ですが、香り高く豊潤で、癖がないのに味わい深いお酒です。
いわゆるフルーティー系のお酒でキレは感じませんが、まろやかな口当たりで、何杯でも飲めてしまいます。お刺身や寿司、煮物といった定番はもちろん、ガツンとした肉料理にも合います。
これだけ香り高いお酒なので、飲むなら冷酒か冷ですね。
摩訶は純米大吟醸ですが、恐るべきは精米歩合が30%ということ。
精米歩合とは日本酒を作る際に、米をどれくらい精米したか(米を削ったか)ですが、30%とは、70%精米した(=米を削った)ということです。
ちょっと脱線しますが、この精米歩合によってお酒の分類があり、精米歩合が60%以下のものを吟醸酒。50%以下のものを大吟醸酒といいます。更に、原料に醸造アルコールを加えるか否かで純米酒と本醸造酒に区分できます。
以下の4つが本格日本酒と呼ばれます。
・吟醸酒:米、米こうじ、水に醸造アルコールを加えた精米歩合60%以下の日本酒
・大吟醸酒:米、米こうじ、水に醸造アルコールを加えた精米歩合50%以下の日本酒
・純米吟醸酒:米、米こうじ、水から作られる精米歩合60%以下の日本酒
・純米大吟醸酒:米、米こうじ、水から作られる精米歩合50%以下の日本酒
個々の説明は別の記事にて行おうと思いますが、一般的に純米大吟醸が一番高級なケースが多いです。
今回注目して欲しいのは、その純米大吟醸の定義が”米、米こうじ、水から作られる精米歩合50%以下の日本酒”ですが、摩訶は更に上をいく、精米歩合30%ということです。
これだけでもどれだけ贅沢なお酒かわかりますよね。
ちなみに原料米の夢山水とは、関谷醸造が自社で栽培した酒米で、水から米まですべて関谷醸造のある奥三河産に拘っているそうです。
なかなか出会う機会も限られるかもしれませんが、見かけた際はぜひ手に取ってみてください。絶対後悔しませんよ!
まとめ
味:シンプルにおいしい。フルーティーで香り高く、口当たりが非常によい。
値段:四合瓶で7,000円~、一升瓶で13,000円程度
飲み方:香りを味わうためにも、冷酒-冷やが一番と思います。きんきんに冷やすよりは少し常温に近いほうがまろやかさを感じやすいと思います。
料理:なんにでも会います!米の風味が素晴らしいので、お寿司がおすすめですかね。
スペック:アルコール度 16度
原材料 米、米こうじ、水
原料米 夢山水
精米歩合 30%